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東医歯大附属病院が歯科衛生士に対する復職支援・離職防止等推進事業を開始

 東京医科歯科大学は11月2日,歯学部附属病院が厚生労働省からの受託事業である「歯科衛生士に対する復職支援・離職防止等推進事業」を開始するに当たり,「超高齢社会を支える歯科衛生士をもっと現場に!」と題した記者会見を行った.

 まず若林則幸先生(同病院 病院長)が挨拶に立ち,高齢化や疾病構造の変化などにより,歯科医療が必要とされる場はますます増え,それに伴い歯科衛生士の人材育成と人材確保のニーズも高まるとし,同病院の歯科衛生士の人材育成に関わる長い実績を活かして「歯科衛生士総合研修センター」を立ち上げ,「歯科衛生士に対する復職支援・離職防止等推進事業」をスタートさせたことを紹介した.

 続いて水口俊介先生(同病院 副病院長/歯科衛生士総合研修センター センター長)が,歯科衛生士は免許登録者数(平成28年度:26万2325人)に対して,就業数が約半数(同年度:12万3831人)と大変低く,20代前半で就業した後,30~34歳までの間で急激に就業率が低下するという,他の職種には見られない特性があることを紹介した.さらに,復職を希望する歯科衛生士が「自分のスキルが不安」などの理由で復職できていない実情や,歯科医師に対する調査でも約90%が「歯科衛生士に研修を受けさせたい」と回答していることを示し,今回発足した「歯科衛生士総合研修センター」では,このような状況を改善するために歯科衛生士有資格者の「復職支援」と,継続的な臨床スキル向上による新人歯科衛生士の「離職防止」を実現していくとした.

 最後に品田佳世子先生(同センター 副センター長)と渡邊洋子歯科衛生士が,歯科衛生士は多くの場面で他職種と連携することが可能で,さらに患者のライフステージの特徴に合わせて「食べる」「話す」「笑う」「呼吸する」といった生命の基本をサポートできるため,保健・医療・福祉のどの分野でも活躍できる重要な専門職であることを強調した.

参考URL:東京医科歯科大学附属病院 歯科衛生士研修センター(http://www.ikashikaeiseisi.com/)


左から木下淳博先生,若林則幸先生,水口俊介先生,品田佳世子先生,渡邊洋子歯科衛生士.

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